05.26.18:24
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06.25.01:55
おてぎねくんとはせべさん
色々あってお付き合いしているようです。
以下、ついったに流した会話ログです。
ふとしたことからぐるぐる考えるおてぎねくんと、眠いはせべさん。
「戦が終わったら……終わったら? 終わる? 戦は、終わるのか? 大坂が落ちたように? 終わったら、俺たちはどうなるんだ? また、元のモノに……飾り物に戻るのか? ……みんなと離れて? ……そっか。そしたら、馬の面倒も見なくていいし、畑も……耕さなくていいんだな……」
「うーん……なにも、変なことはないよな……だって、元々俺たちはモノなんだから、戻るのは当たり前だ。元いたところへ、みんな帰るんだ。持ち主のところとか、本の中とか、みんな元いた所があってさ……そういうことだよな。あー、ここにいると……そこらへん、おかしくなるな……」
「……槍に戻るだけじゃないか。なにも変なことはないんだ。……あ? え、あれ? 待てよ、俺は槍だよな? 今も、槍だよな? あれ、なんだこれ……槍……だった、って……思っちまった。えぇー、おいおい……俺大丈夫か? 俺はいつだって槍だろ? ……槍、手に持ってるけど」
「……槍だった時、は……でかかったけど……?」
「うわー、これ……やばいな……俺やっぱり、どっかおかしフガッ」
「……やかましい。眠らないなら部屋に帰れ」
「ん……ごめん」
「……」
「あのさ、長谷部さん。……長谷部さん?」
「……なんだ」
「あんた、戦が終わったら、どうするんだ?」
「……主の意向に従うだけだ」
「……そっか」
「きっとみんな、元の場所に帰るんだろうな」
「それがどうした」
「いや、どうっていうか……そしたらもう、会えないなあって」
「……だから?」
「え、いや、だから……だから、なんだろう? ……もやもやすんのに、何て言ったらいいのか……わかんねーや」
「……もう寝ろ」
「……ああ」
「……国重の圧切と手杵の槍が接触した『歴史』など、どこにもない」
「んあ? ……でも、いまここにいるぞ。……えっ、どうするんだ、これ」
「簡単だ。残らなければ『歴史』にはならない」
「覚えちまってる」
「人間の記録には残らない」
「あー、なるほど。じゃあ、俺は覚えててもいいんだなぁ」
「……忘れるのが嫌か?」
「あー……ああ、そうだな。忘れるのは、嫌だな」
「それは何故?」
「何故って……なんか、嫌なんだよ。なんだろなぁ、どう言ったらいいんだ?」
「悲しい、寂しい、虚しい……そんなところか?」
「……たぶん、そういうやつ。よくわかんねーけど」
「俺にもわからん」
「えぇー」
「人間の感情など、モノの我々にわかるわけがない……と、思う」
「うん……そうだな」
「……たぶん、な」
「……うん」
「……」
「……」
「……寝る」
「あのさ」
「……いい加減にしろ」
「や、ちょっとだけ」
「……なんだ」
「俺さ、あんたに忘れられたら、きっと悲しくなると思うんだ」
「……そうか」
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